2018年 game of the year

完全にブログ3日坊主になってましたが、年の瀬なので振り返りをしようということで復活します。
game of the yearって適当に書いてますが単に今年やってよかったゲームってことでひとつ。


Celeste

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今年の各種アワードでかなりの評判を得ているCeleste。
かなり難易度高めのプラットフォームアクションなんですが、単純なアクションの組み合わせでなんとかギリギリクリアできるくらいの難易度になっており、区切りも短いのでテンポよく進められ、脳汁が出やすい。

この、アクションゲームとしての快楽性があるのに加えて、ストーリー的にもグッとくる感じなのがいいのですよね。
そんな壮大な物語が展開されるわけではなく、内省的な話が展開されるんですが、それが山を登るというテーマと、ゲームのムズさと、ゲームでできることリンクして現れてくるのが最高でした。
Undertaleとか一部もそうだと思ったんですが、ゲームの難易度と、ゲームが今伝えたいメッセージとがリンクするのはすごくいいですね。

あと、細かいとこですがふにふにしたキャラの音声がいいですね。そして音楽も。
かっこいい(特にインディーの)ゲーム、例外なくSEとか音楽とかもめちゃめちゃ良い気がしていて、改めてゲームというのは絵も音も技術もメカニクスもアイデアも全部必要な総合格闘技なんだなと思う所存。

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INSIDE

store.steampowered.com 遅ればせながら今年やった。LimboのとこのPlaydeadの新作(2016年リリース)。
これもリリース時はめっちゃ評価高かったはず。ミーハーなので評価高いやつばっかやってる…

前作Limboと同じ、暗くて重い雰囲気で進行するパズルゲーム。ひたすらに右に進んで脱出を目指すのも同じ。
前作のモノクロっぽい感じから、今作では半3D的な描写になっており、映像クオリティがかなり高い。
そして音像含めた演出がめちゃめちゃかっこいい。ゲームプレイしながら「かっちょええ〜」と言っちゃったりしました。
どちらかというと、ゲーム性がめっちゃ高いというよりは、映像表現がめちゃめちゃかっこいい、インタラクティブ作品をみてるって感じのほうが近いかなーという気もします。パズルは普通にむずいところもあるけど。
ストーリー的に、ラスト付近は割とびっくりする描写もあるのでちょっと注意が必要。

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Return of the Obra Dinn

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今年やったというか、さっきやりはじめたゲームだが…
Papers, Pleaseで有名なLucas Pope氏の新作。
Save 50% on Papers, Please on Steam
時間を巻き戻せる特殊能力をつかって、難破船の乗組員を名簿かて当てる推理アドベンチャーゲーム
1bitグラフィックもかっこいいし、他にないゲームなのでオススメです。

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Doki Doki Literature Club

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2018年 game of the yearです。
めちゃめちゃ良かった。
海外産のフリーゲームで、見た目普通にギャルゲ。開始1時間程度は普通にそういう感じで(わりと退屈な)話が展開するのですが…
Steamのタグに「精神的恐怖」「ホラー」とか入ってますが、まさにそういう感じです。ギャルゲのふりをした何か。クッソ怖い。そして、その演出のうまさや話の構成にただただ関心する。
ただ怖いだけでなく、うまいんですよ、本当に。作品としてすごくよくできている。

でも、どうなんでしょうね。今までの日本のギャルゲの文脈を知らないので(知識はKanon/Air程度で止まってます)、もしかするとギャルゲ界隈ではそれほどインパクトないのかもしれない
そのあたりの比較を誰か教えて欲しいですね。
いずれにしろ、それを知らない自分にとってはとても刺激的でした。

フリーで配信されてて、日本語パッチもでてるので是非みなさんやってほしいですが、できるだけ事前情報いれずにプレイしたほうが楽しめると思います。いわゆるネタバレ厳禁系なので。
人気作なのでYouTuberとかけっこうやってますけどね。
プレイ時間自体は4時間くらいでさっくり終わるので、是非。
日本語パッチは下記。
https://steamcommunity.com/sharedfiles/filedetails/?id=1296040205


番外:2018年漫画 of the year

岡崎に捧ぐ(1〜5巻完結)

岡崎に捧ぐ コミック 全5巻セット

岡崎に捧ぐ コミック 全5巻セット

ゲームじゃないんですが、ここに載せないといけないほど良い漫画だったので。
作者の小学生〜現在までの自伝的な漫画なんですが、
小さい頃のなんでも楽くて万能感があった感じとか、
思春期の暗くて辛かった感じとか、
大人になってからの迷ったり諦めたりする感じとか、
圧倒的に良いです。自分の人生を思い返してしまう。
作者と世代も近いので遊びの描写とかも自分世代に近く、そういう点でも楽しめます。

全然うまく言えないですが、自分としてはめちゃめちゃグッときた漫画でした。